駄目人間草子

主にポケモン、ライバルズなど

【ポケモンSVダブル】 S7使用構築 最終109位 レート1854.052 コンボイッカコノヨ

【はじめに】

このよざらん。

【構築経緯】

イカれたサル、コノヨザル。

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よくある感じのモロバレルをワンターンキルしよう!必要なのは、「1.1倍補正」と「威力250」。これらの要素としてコノヨザルとのコンボ性の高い「パンチグローブ」と「ふくろだたき」イッカネズミを採用。

「ふくろだたき」「ふんどのこぶし」コンボで一匹を確殺できるので、イッカコノヨは鈍足相手に強い。しかし高速相手はそうでもないので、強力な先制技で高速ポケモンを縛ることのできるポケモンとしてパオジアンカイリューを採用。カイリューはカスだったので代わりにファイアローを採用した。

それはそれとして「ディンルー フレンドガード おかしい」ので、ディンルーを採用。

ここまでで無理な寿司対策のほか、テツノカイナやハバタクカミの対策、「いかりのこな」や「かふんだんご」によるサポートなどの役割が持てるモロバレルを採用。

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【個別解説】

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[調整]

いじっぱり 207(172)-176(196)-116(124)-×-112(12)-111(4)

A...11n、H221-B121モロバレルを威力250「ふんどのこぶし」で確定1発

H...16n-1

余り...B重視

[解説]

王様、ヤッチャイマシタ。王様、カンチガイシテマシタ。

パンチグローブノ補正、1.2倍ダトオモッテマシタ。1.1倍ナノニ。

ダッテカンチガイシチャウデショ!?ワザワザ追加シタアイテムガ、ソンナニ弱イナンテ、フツウ思イマセン。

アー、ホントハ、250フンドノコブシデ、HB特化モロバレルマデ、確1ノハズダッタノ!ソレガ、5割ノ乱数ニナッチャッタ。ホントニチュウトハンパッテ感ジデス。

デモ、王様気付キマセンデシタ。ダッテ、モロバレルヲ倒セナカッタコト、1回モナカッタカラ。

タシカニ、アッタヨ?ダメ計ノケッカト、ナンカチガウナッテ思ウコト、アッタヨ?デモ、一度ハマッタ思イコミカラ抜ケ出スノッテ、ムズカシイモノデス。

ダケド、大事ナノハ結果デスヨネ。ケッキョク、モロバレルヲ全部倒セテタナラ、ソレデイイノ!王様ハ、細カイコトハ、気ニシマセン。

コレッテト同ジダネ。塊モ、大事ナノハ大キサダケ。大キクシカタハ、王様気ニシマセン。ワカッタラサッサト転ガセヨ。

 

当初はテラスタイプ「ほのお」で使用していたが、チョッキディンルーでイーユイの相手をすればよいことに気付き、物理偏重のこの構築で重いキラフロルを意識して、「どく」とした。

特性は構築全体に刺さっている「いかく」にカウンターするための「まけんき」で確定。

調整は最初はASベースで使用していたものを徐々に耐久に寄せて今のものに落ち着いた感じだが、この中間で最悪のコノヨザルの調整を見つけたので記しておく。

いじっぱり 201(124)-176(196)-112(92)-×-111(4)-122(92)

S...何も抜かない

HBD...何も耐えない

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[調整]

おだやか 181(252)-82-103(100)-×-126(156)-131

HB...Aぶっぱパオジアンの「せいなるつるぎ」を確定耐え

残り...ハバタクカミ意識でD

A…かなりいい

[解説]

クソネズミ。このポケモンは主に3通りの出し方がある。

一つはイッカコノヨで、「ふくろだたき」を味方のコノヨザルに撃つことで、1ターン目から威力250の「ふんどのこぶし」を撃てるというコンボがある。

一つはイッカディンルーで、「フレンドガード」でディンルーをバチクソ硬くして、「いかりのまえば」とディンルーの集中攻撃で相手を倒していく。

一つは後発イッカネズミで、主に寿司を相手にするときに、「フレンドガード」によってモロバレルがテラスタルを切ることなく、「ほのお」や「ひこう」のテラバーストを耐えて「クリアスモッグ」を入れるために後発から投げる。

テラスタイプは格闘技及び「ねこだまし」や「しんそく」を意識して「ゴースト」としたが、「おんみつマント」を持たせて「ねこだまし」対策とするのもありだったかもしれない。「ぼうじんゴーグル」は言うまでもなくモロバレル対策だが、イッカコノヨを前にしたモロバレルはあまり「いかりのこな」を撃つ権利が無く、散々述べてきたように「ふんどのこぶし」でワンパンなので、「ぼうじんゴーグル」は発動機会が少なかった。

相手の行動を的確に読んで「このゆびとまれ」と「まもる」を選んでいくと相手がぐちゃぐちゃになっていくので、「読み師」タイプの人にオススメのポケモン

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[調整]

ようき 155-172(252)-101(4)-×-85-205(252)

ASぶっぱ

[解説]

災い。「わざわいのつるぎ」によって自身だけでなく味方の物理技の火力を上げるというコンボがある。

「『わざわいのつるぎ』が盤面に存在していること」が強いポケモンなので、自衛のための「まもる」は必須だった。氷技には、先制技を使う上で何よりも邪魔な「サイコフィールド」をどかせる「アイススピナー」を選んだが、ガブリアスの「さめはだ」を考えると「つららおとし」が欲しい場面もあった。

テラスタイプは「ふいうち」のリーチを伸ばせる「あく」とした。「あく」テラスタル「ふいうち」+ファイアローの「アクロバット」で、「わざわいのつるぎ」下の雨パの無振りカジリガメを先制1ターンキルできる。

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[調整]

いじっぱり 157(28)-146(252)-91-×-89-175(228)

A...特化

S...準速マスカーニャと同速? 覚えてない この中途半端な数値は何?

余り...H

[解説]

トリッピー。パオジアンとの先制技コンボのほか、ディンルーの「じしん」に巻き込まれないコンボ、おいかぜでコノヨザルをサポートするコンボなどがある。

あくまでパオジアンと並べる高火力先制技要員としての採用であり、「おいかぜ」要員としての採用ではない。当初は「こだわりハチマキ」「しんそくカイリューを採用していたが、「しんそく」でこだわると後発ハバタクカミで簡単に負けるので、より通りの良いひこうタイプの先制技が使え、タイプ上ハバタクカミやイーユイに有利なほのおタイプでもあるファイアローにした。かつては「こだわりハチマキ」「ブレイブバード」で採用していたが、PJCSでナークさんが使用していた持ち物無し「アクロバット」型に感銘を受け、採用した。「はやてのつばさ」を潰さずに高火力先制技を連打できるのは本当に強かった。ナークさんの発想力には脱帽です。

技構成に関して、特にカイリュー相手に「ファストガード」が欲しい場面も多く、実際「おいかぜ」ではなく「ファストガード」で使用していた時期もあった。だが、「おいかぜ」でコノヨザルのSを上げるのも強いし、狙われやすいので「まもる」も強い、「フレアドライブ」の炎打点が欲しいこともあるのもまた事実――と、最後まで技構成に悩めるポケモンだった。裏返せば、相手視点に「はやてのつばさ」「おいかぜ」と「ファストガード」の二択を迫れる強力なポケモンということでもある。

テラスタイプはメインウェポンの「アクロバット」の火力を上げる「ひこう」とした。

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[調整]

いじっぱり 231(4)-178(252)-145-×-132(252)-65

ADぶっぱ

[解説]

災い。「フレンドガード」ディンルーが硬すぎるというコンボがある。また、このとき「わざわいのうつわ」下のイッカネズミも硬すぎる。これもまたコンボである。

今作はディンルーを1体しかゲットできないので、前期の個体を流用した。前期使用していた「バークアウト」は、少ないターンで積極的にビートダウンするこの構築に噛み合っていないことと、仮想敵の一つであるノオーツツミはそこまで重くないことから外し、代わりに構築単位で重いファイアローへの打点となる「いわなだれ」を採用した。

コノヨザルがコントロールに強い駒なら、ディンルーはビートダウンに強い駒と言えよう。「フレンドガード」下の「フェアリー」テラスタルとつげきチョッキ」ディンルーは余りにも硬いので、ほぼ確実にダメージレースに勝ててしまう。反面コントロールにはかなり弱く、モロバレルギャラドスにはほぼ無抵抗である。コノヨザルもディンルーもテラスタル前提気味のポケモンなので、この2体のうちどちらを選出するかはよく考える必要がある。

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[調整]

のんき 219(236)-×-121(156)-105-115(116)-31

今作で使いまわし続けている調整。BもDもいい感じに硬い。

[解説]

嘘キノコ。コノヨザルやディンルーなどの「山」ポケモンを「かふんだんご」で回復させたり「いかりのこな」で守ったりするコンボがある。「いかりのこな」+「ゴツゴツメット」もまあコンボかな。

技構成は、サポートの「かふんだんご」と「いかりのこな」、「しれいとう」対策の「クリアスモッグ」が確定で、残りはモロバレル自身が盤面状況を動かすための「キノコのほうし」とした。「キノコのほうし」が非常に対策されやすいことは嫌というほどわかっていたが、それでもこの性能は魅力的だった。

テラスタイプは定番の「みず」。わかっていても強いテラスタイプで、特に奇を衒う必要もない。

【選出・立ち回り】

[基本]

初手はイッカネズミ+コノヨザルorディンルー。コノヨザルは物理相手、鈍足相手(例えばディンルー軸やイルカマンサイクル)に強く、ディンルーは特殊相手、高速相手(例えばカミイーユイ、追い風構築など)に強いことを念頭にどちらでいくかを決める。

裏は比較的自由で、コノヨザルだけで相手の殆どを破壊できる算段があればモロバレルを出してコノヨザルを徹底的にサポートするのが良い。そうでない場合は、初手の二体で数的有利を作った後に、パオジアン+ファイアローで抜いていくという戦い方になることが多い。

雨パや寿司などはこの戦術が通用しないので、個別の選出をする必要がある。

[対雨]

初手パオジアン+ファイアロー。初手の「すいすい」エースを先制技集中で倒す。

[対寿司]

選出は相手のヘイラッシャ+シャリタツ以外の4体によって変わるが、合体された場合、モロバレルで「クリアスモッグ」を通すことが必須になる。逆に、一度「クリアスモッグ」を通してさえしまえば、ヘイラッシャ1匹の盤面の前で「かふんだんご」や「さいせいりょく」で態勢を立て直すことが可能である。そのためにイッカネズミを利用する、特殊な立ち回りとなることが多い。

【おわりに】

厨ポケを使うのは飽きたので、来月からマイオナができるのが楽しみです。ここまで読んでくれてありがとうございました。